利便性とセキュリティー
SOHO向け賃貸マンションでは、立地も非常に大事な要素です。ビジネスは誰でも人1人では完結しないものですから、物件を選ぶ時は、まず立地の利便性、つまり人の集中度合いとの距離を無視することは不可能といえます。首都圏で地下鉄、幹線道路といった公共交通網とのアクセス効率がいい物件や、ビジネス街に近い物件が人気が高いというのは当然と言えば当然ですね。では、地方では何が重要になるかと言いますと、それは意外な感があるかもしれませんが「駐車場」です。地方でのSOHOを実践している方で特に家族と同居している方では、自家用と外回り営業用で車を2台持つ例も珍しくありません。自分が仕事で外回りをしている間、生活上必要な食料品、官公庁、金融機関、衣料品といった各店舗まで同居人が歩くか自転車で出掛けるには、代替交通網がなくアクセスが悪い。そのために車が1人1台必要になってくるのです。こうした地方ならではの事情から、SOHO向け賃貸マンションを借りる時は、敷地内駐車場に2台置けるか、置けなくても近隣駐車場は手配可能かどうか確認しておくことになります。首都圏とは逆に、多少公共交通機関から離れていても機動性は損なわれないので、物件探しの対象エリアに多少の余裕がでてきます。 次にセキュリティー問題ですが、事務所の看板を掲げていると、一般住宅よりお金をおいてある可能性が高く、夜間は無人になっていると思われるのか、侵入犯の標的になりやすい傾向があります。そのため、不特定多数に事業所の存在をアピールする必要がない場合は、そもそも看板を出さないという方法もありかと思います(マンションの賃貸契約上、看板表示を禁止している物件も結構あります)。看板の有無以外は基本的にマンションのセキュリティー設備に準拠した形となりますが、日本のセキュリティーの発想が「物理的な仕組みで犯罪そのものを未然に防ぐ」というよりは「犯罪が起きた後を想定して犯人を捕まえやすい環境にある点を強調→犯人に『ここは捕まりそうだからやめておこう』と思いとどまらせる」という回りくどい考え方をしているのがネックです。本気で取り組むのであれば、自衛策が必要であり、玄関・窓に補助錠を設置したり、窓を割られない用に防犯用フィルムを張ったりということが考えられると思います。侵入犯は仮に侵入警報が鳴っても捕まらないよにするため、ヒットアンドウェイが原則ですから、最初に「手間がかかる、面倒そう」と思わせることが大切です。
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